本記事では、呪術廻戦に登場する花御について詳しく解説しています。
- 花御が気になる
- 花御が何て言っているか知りたい
- 花御の死亡シーンを確認したい
漫画全巻と公式ファンブックの内容を元にまとめました。
未登録呪霊たちの中でも優しく柔らかい物腰が印象的な花御。
虎杖・東堂との熱いバトルだけでなく、逆再生でわかる言葉の意味も見どころのキャラクターです。
ネタバレを含む内容ですが、花御が気になる方はぜひチェックしてみてください。
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呪術廻戦|花御とは

出典:呪術廻戦6巻©芥見下々/集英社
花御のプロフィール
名前 (読み方) | 花御 (はなみ) |
等級(階級) | 特級呪霊 |
発生源 | 森 |
性別 | 不明 |
技 | 領域展延 領域展開「朶頤光海」 |
嗜好・興味 | 美味しい空気! |
嫌いな物 | 人間 |
声優 | 田中敦子 |
花御の正体
花御は「自然」という神聖なものに対する恐怖や後ろめたさが折り重なって生まれた呪い。
呪霊の中でも精霊に近い存在であることが言及されています。
- 人間との共存で森も海も空も泣いている
- 星の輝きを取り戻すためには人間のいない「時間」が必要
- 人間を消して地球の環境を復活させたい
花御は星に優しい人間がいることも知っていますが、人間がいなくなると地球の環境が復活することもわかっています。
人間を消すために未登録呪霊の漏瑚(じょうご)や真人(まひと)たちと協力。
偽夏油が提示した目的達成のための条件「五条悟の封印」と「宿儺の復活」に向けて活動しています。
作者の芥見下々先生は「花御は呪いの中で一番優しい」と述べていました。
花御の見た目

出典:呪術廻戦6巻©芥見下々/集英社
自然の呪いである花御は呪い特有の禍々しさがなく、神秘的な見た目をしています。
- 両目から木の枝が生えている
- 普段は左肩に布を巻いている
- 左手が全体的に黒い(右手と色が反転)
両目から生えている木の枝は他と比べて脆く、花御の弱点になっています。
左肩には「供花」(くげ)という花が咲いていますが、普段はその能力と共に布を巻いて隠しています。
肉体は男性的ですが声は女性。性別については不明です。
花御の強さ

出典:呪術廻戦6巻©芥見下々/集英社
狗巻棘(いぬまきとげ)は花御に対して強い言霊を使っていないにも関わらず喉を潰しています。
これは準一級の狗巻よりも花御が格上であることを意味し、特級呪霊の名に恥じない実力を誇ります。
また、花御の最大の特徴はそのタフさです。
- 虎杖の黒閃×5発を耐えた
- 東堂の呪力×特級呪具「游雲」が急所に直撃しても祓えない
1回の戦闘で強力な攻撃を立て続けに受けても祓われることはありませんでした。
「同じ特級呪霊の漏瑚が同様の攻撃を急所にもらった場合は死ぬ」と作者は言及しています。
ただし、「漏瑚は相対的には花御よりも強い」とも述べられています。
花御の能力

出典:呪術廻戦6巻©芥見下々/集英社
花御は草木に宿る膨大な生命を呪力に転じて武装と化します。
相手を直接攻撃するだけでなく、足場の出現や呪力を奪う種子などのトリッキーな技も使用可能です。
花御の術式
花御の術式は草木や花などの植物を自在に具現化させて操作します。
- 木の根:地面から発生
- 木の毬(まり):攻撃および滞空可能
- 呪いの種子:相手の呪力を吸って成長
- お花畑:気を緩ませて一瞬の隙を作る
東堂に「さすがは特級!!」と称されるほどの術式。
周辺一帯を覆うような攻撃範囲に加えて、一瞬で「具現化」と「消失」を行うことが可能です。
供花

出典:呪術廻戦6巻©芥見下々/集英社
花御の左腕で奪った植物の命は呪力に変換され、左肩にある「供花」(くげ)に供給されます。
溜め込んだ呪力を供花の中心部にある「眼」から一気に放出。
花御は供花による攻撃を領域展開の必中効果と合わせて使おうとしました。
領域展開「朶頤光海」
花御の領域展開は「朶頤光海」(だいこうかい)という技です。
東堂と虎杖を相手に使おうとしましたが、五条が登場したために使用することはありませんでした。
そのため、「朶頤光海」の詳しい能力については明かされていません。
花御の言葉は逆再生でわかる
花御の言葉は音声だけでは何を言っているのかわかりません。
しかし、内容は頭に流れてくるので相手は言葉の意味を理解することができます。
花御はなんて言ってる?
漫画では花御の言葉は特殊な文字で表現されていました。
一方、アニメでは花御の音声を逆再生することで意味を理解することができるようになっています。
漫画で翻訳がなかった言葉を紹介しますね。

出典:呪術廻戦2巻©芥見下々/集英社
言葉 | 漫画 | アニメ |
---|---|---|
さすがは呪いの王ですね | 2巻 | 5話 |
花御の初登場シーンです。
宿儺の実力について、偽夏油および漏瑚と会話しています。

出典:呪術廻戦2巻©芥見下々/集英社
言葉 | 漫画 | アニメ |
---|---|---|
私たちこそ人間ですからありますよ | 2巻 | 7話 |
偽夏油の「助けたければ助ければいいさ。呪霊にそんな情があるかは知らないけどね」という発言に対する返答。
花御は呪霊たちにも情があることを示し、五条との戦いで首だけになった漏瑚を救出に向かいます。

出典:呪術廻戦5巻©芥見下々/集英社
言葉 | 漫画 | アニメ |
---|---|---|
あら、1人ですか | 5巻 | 18話 |
交流会に乱入した花御が最初に遭遇した狗巻棘に放った一言です。
おにぎりの具しか語彙がない狗巻が相手なので意味不明の会話になっています。
花御の活躍

出典:呪術廻戦6巻©芥見下々/集英社
花御は主に姉妹交流会における高専生たちとの戦闘で活躍しました。
また、漏瑚や真人たちとの仲間意識を感じさせるようなシーンも印象的です。
漏瑚を救出
五条悟との戦いに敗北し、首だけになった漏瑚。
偽夏油に「呪霊にも仲間に対する情がある」と述べた花御は漏瑚の救出に向かいます。
- 花御の術式でお花畑が広がる
- 五条は一瞬だけ戦意が削がれる
- 樹木に虎杖を襲わせた隙に花御は漏瑚の首を連れて逃走
花御の手際の良さを五条は「火山頭(漏瑚)よりもよっぽど不気味だ」と評価しました。
交流会に乱入
花御は東京校と京都校の交流会に乱入。真人が特級呪物を盗み出すための陽動が目的でした。
- 狗巻の前に姿を現す
- 巨大な樹木を顕現させて高専生たちを襲う
- 狗巻/伏黒/加茂/真希に重傷を負わせる
東京校と京都校の高専生たちと交戦し、次々と重傷につながるダメージを与えていきました。
高専生たちに犠牲者が出そうなところで虎杖と東堂が登場します。
虎杖・東堂との戦い

出典:呪術廻戦6巻©芥見下々/集英社
花御は戦闘の中で成長する虎杖とその成長を促す東堂のコンビネーションに圧倒されます。
- 虎杖が黒閃を発動
- 東堂の術式「不義遊戯」(ぶぎうぎ)に翻弄される
- 黒閃×5発と急所に游雲の一撃を受ける
この戦闘で今までにないほどのダメージを負いながらも花御は「闘争が楽しい」と感じています。
花御が「供花」による呪力放出と領域展開を試みたところで五条が出現。
「五条悟を相手にする程 おごっていない」と花御はその場を退きました。
五条が最後に放った虚式「茈」(むらさき)を受け、花御の左上半身は吹き飛んでいます。
このとき、特級呪物の盗み出しに成功した真人は花御に肩を貸しています。
花御の死亡シーン
出典:呪術廻戦10巻©芥見下々/集英社
花御は渋谷事変における五条悟との戦いで死亡しました。
五条と戦闘
「五条封印」を目的とする時間稼ぎのため、花御は漏瑚・脹相(ちょうそう)と共に五条との戦いに挑みます。
- 一般の非術師たちで五条の周りを固める
- 術式反転と領域展開「無量空処」を封じる
- 領域展延で五条の術式も中和
「五条悟が一番力を発揮するのは1人のとき」
「呪霊攻略」と「非術師救出」に集中させるため、呪霊たちは五条が力を発揮できない環境を用意。
さらに「領域展延」によって五条の術式を中和し、近接戦でダメージを与えることが可能になりました。
花御の最後
出典:呪術廻戦10巻©芥見下々/集英社
そこの雑草 まずはオマエから祓う
そう宣告された花御は五条が術式を解いていることに気づきます。
花御は生得術式で戦闘を有利に進めようと五条の術式を中和していた領域展延を解除。
その瞬間、五条に弱点である目の枝を引き抜かれてしまいます。
これにより力を失った花御は五条の術式に耐え切れず押しつぶされて死亡しました。
領域展延と生得術式は同時に使えません。
近接戦で無事でいられたのは領域展延で身体を守っていたからです。
真人に願いを託す
花御は生得領域のような死後の世界?で漏瑚と再会しました。
志半ばで倒れたことを謝る漏瑚に「まだ真人がいますよ」と述べています。
真人はまだまだ強くなる
「人」が由来の呪いである真人の成長に期待し、花御は「呪霊が真の人間になる」という願いを真人に託しました。
花御の死亡シーンは漫画の何巻?
花御の死亡シーンは漫画の10巻で描かれています。
花御の主な登場回
登場回 | 漫画 | アニメ |
---|---|---|
漏瑚を救出 | 2巻 | 7話 |
交流会でバトル | 6巻 | 18話~20話 |
花御の死亡シーン | 10巻 | – |
自然への恐れから発生した呪いだけあり、優しい雰囲気を持った花御。
虎杖&東堂との熱いバトルだけでなく、漏瑚や真人との仲間意識が伺えるシーンも印象的でした。
花御の活躍を漫画やアニメでもチェックしてみてください。
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