本記事では、呪術廻戦に登場する真人について詳しく解説しています。
- 真人のことが気になる
- 真人の術式 / 領域展開について知りたい
- 真人って死亡するの?
漫画全巻と公式ファンブックの内容を元にまとめました。
主人公・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)の最大の宿敵である真人。
呪術廻戦の登場人物たちを数多く葬ってきた呪霊のエースとも呼べる活躍をしています。
ネタバレを含む内容ですが、真人のことが気になる方はぜひチェックしてみてください。
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呪術廻戦|真人とは
引用:呪術廻戦2巻©芥見下々/集英社
真人のプロフィール
名前 (読み方) | 真人 (まひと) |
等級 | 特級呪霊 |
発生源 | 人 |
術式 | 無為転変 |
技 | 多重魂 撥体 幾魂異性体 遍殺即霊体 |
領域展開 | 自閉円頓裹 |
嗜好・興味 | 嫌がらせ 人間 |
嫌いなもの | 人間 |
身長 | 180cm以上 |
声優 | 島﨑信長 |
薄い水色の長髪。目の色は黒と水色のオッドアイ。
かっこいい男の子のような風貌ですが、顔だけでなく全身に「ツギハギ」があるのが特徴です。
「ただただ理由もなく性格が悪い奴が描きたくて」
真人は作者の芥見下々先生のこのような想いから誕生したキャラクターです。
「人」が由来の呪い
引用:呪術廻戦3巻©芥見下々/集英社
俺は人が人を憎み恐れた腹から生まれた呪いだよ
真人は「人」が由来の呪いです。
発生したばかりの呪いですが、特級呪霊の漏瑚たちは「真人はまだまだ強くなる」と期待。
未登録呪霊たちのボスとして暗躍しますが、自分の欲望を優先して目的達成に必要な虎杖を殺そうとしています。
未登録呪霊たちの目的は、「真の人間」として呪霊たちが人間の代わりに繁栄することです。
真人の性格
真人は発生したばかりの呪霊で人間の子供のように無邪気で好奇心旺盛です。
反面、冷酷さと狡猾さを併せ持っていて、「呪い」の本能に従って人間を欺いて殺します。
また、真人は映画や本で自分の根源である「人間」を学ぼうとしていました。
ちなみに真人は映画館でマナー違反を注意していますが、それ以前に入場料を払っていません。
真人の能力・領域展開
引用:呪術廻戦3巻©芥見下々/集英社
真人の術式「無為転変」と領域展開「自閉円頓裹」について解説します。
無為転変(むいてんぺん)
真人の「無為転変」は手で触れることで相手の魂の形をいじる術式。
- 相手や自分自身の魂の形状を変えられる
- 魂の形状は肉体にも影響を及ぼす
- 魂の形をいじられることはほぼ一撃必殺となる
通常、呪術師は魂を呪力で守ることに慣れていないため、並みの術師なら触れた瞬間に勝負が決まります。
真人の戦いにおいては、必殺の無為転変を決める隙をいかに作るかがポイントとなっていました。
また、全身や体の一部の形状を動物や刃物に変えることで様々な効果を得ることも可能です。
無為転変を利用した下記の技もあります。
- 多重魂(たじゅうこん):2つ以上の魂を融合させる
- 撥体(ばったい):魂の反発作用を利用して質量を爆発的に高めて放つ
改造人間
無為転変で「命令できる形」に改造された者たちは改造人間と呼ばれます。
- 呪力がなくても目視できる
- 意識は混濁(こんだく)
- つぶやく言葉に意味はない
傷ついた身体を治療する反転術式も効果はなく、一度改造人間になってしまうと元の人間に戻るすべはありません。
また、微弱な魂たちを混ぜ合わせた「幾魂異性体」(きこんいせいたい)という超攻撃型の改造人間も存在します。
自閉円頓裹(じへいえんどんか)
引用:呪術廻戦10巻©芥見下々/集英社
真人の領域展開「自閉円頓裹」。
虎杖悠仁と七海建人の2人を相手にした際、真人が「死」をインスピレーションしたことで発現しました。
- 発動時に口の中に手が出現
- 領域空間内で複数の手のひらが重なっている
- 無為転変が必中する
領域への対策がない者に無為転変による回避不能な死をもたらす凶悪無比な領域展開です。
渋谷事変では、封印前の五条悟を参考にして「0.2秒だけの領域展開」という神業も披露しています。
遍殺即霊体(へんせつそくれいたい)
引用:呪術廻戦15巻©芥見下々/集英社
「黒閃」の発動を経験し、呪力の核心に迫った真人が自身の魂の本質を理解して進化した最終形態。
変身前は人間のような姿でしたが、しっぽと両肘にブレードが生えた怪人のような姿になっています。
呪霊として変身前とは別次元の存在になったんだ
虎杖悠仁が直感したとおり、変身前よりも戦闘能力が大きく向上しています。
特に「ブレード以外は変形しない」という縛りで大きく強度が上がりました。
- 原型の200%の強度
- ブレードは中距離も対応可能
- 無為転変が使用できる
作者いわく変身前に虎杖が黒閃をキメていなかったら確実にバラバラにされていたとのことです。
真人の活躍
引用:呪術廻戦3巻©芥見下々/集英社
真人は何人もの呪術師たちを葬ったり、人を陥れるクズっぷりで呪霊側のエースとして活躍しています。
七海建人(ナナミン)との戦い
真人は一級呪術師の七海建人こと「ナナミン」と何度も戦闘を繰り返しています。
- 自分の力を試すために下水道で初交戦
- ナナミンと虎杖悠仁の2人と交戦
- 渋谷事変でナナミンにトドメを刺す
映画館での不審死に関わる事件を描いた「幼魚と逆罰」で真人とナナミンが初めて交戦します。
その後、ナナミンと虎杖悠仁の2人を相手に戦った際は、勝利が確定した瞬間に両面宿儺の攻撃を誘発して敗走。
最終的には、渋谷事変での激しい戦闘でボロボロになったナナミンの上半身を吹き飛ばしてトドメを刺しました。
吉野順平を利用する
引用:呪術廻戦3巻©芥見下々/集英社
虎杖悠仁に宿儺優位の縛りを科すため、真人は吉野順平を利用します。
- 術式を使えるようにする
- 母親の死亡後に復讐させるよう仕向ける
- 改造人間にして死亡させる
順平の理解者になることで、自分の目的のために都合よくコントロールしていました。
順平と信頼関係を築きかけていた虎杖悠仁とは、この一件で因縁の関係となります。
メカ丸との決闘
情報提供の代わりに真人の「無為転変」で不自由な体を治すという縛りを結んでいたメカ丸。
- 真人がメカ丸の体を治した直後に2人は戦闘を開始
- 真人と巨大ロボ「究極メカ丸絶対形態」は互角の勝負
- メカ丸は「簡易領域」で真人の領域展開「自閉円頓裹」をやり過ごす
最後は真人の計算通りに戦いが進み、メカ丸の本体・与幸吉(むたこうきち)を無為転変で殺しています。
真人の天敵
引用:呪術廻戦14巻©芥見下々/集英社
真人は魂の形ごと叩かないと黒閃ですらダメージを与えられません。
さらに術式・無為転変によって人間キラーとも呼べる真人ですが…「天敵」と呼べる人物たちが存在します。
天敵|虎杖悠仁
両面宿儺の器である虎杖悠仁は、常に肉体の中に宿儺の魂が存在しています。
- 魂の輪郭を自然に知覚
- 真人の魂の形ごと叩くことが可能
- 無為転変で宿儺の魂にも触れることになる
「一度」悠仁に触れて無為転変を発動した際は、宿儺から警告だけで済みましたが…
言ったはずだぞ 二度はないと
領域展開「自閉円頓裹」に悠仁が侵入し、偶発的に無為転変が必中したときは宿儺から反撃を受けています。
天敵|釘崎野薔薇
真人の分身と交戦する釘崎は「共鳴り」で真人の肉体を通して魂を打ち砕く算段でした。
- 分身を通して本体の魂を捉える
- 本体の魂がダメージを受ける
- 本体が受けたダメージが分身にフィードバック
図らずも共鳴りは遠隔で本体にダメージを与えつつ、分身にもまとめてダメージを与える全体攻撃になっています。
まさか…!!まさかだ!!
俺の天敵は虎杖悠仁だけではなかった!!!
この共鳴りを駆使する野薔薇のことを真人は「天敵」と評価しました。
真人の死亡シーン
引用:呪術廻戦14巻©芥見下々/集英社
真人は渋谷事変における虎杖悠仁との勝負で敗北しました。
その後、偽夏油の呪霊操術に取り込まれています。
うさぎのような最後
引用:呪術廻戦15巻©芥見下々/集英社
渋谷事変の終盤、虎杖悠仁と東堂葵を相手にしていた真人。
全員が120%の潜在能力を引き出す死闘も決着のときを迎えます。
- 悠仁の「逕庭拳」(けいていけん)で攻撃のタイミングがズレる
- 東堂の「不義遊戯」(ぶぎうぎ)のブラフに引っかかる
- 悠仁の最大呪力出力の黒閃が直撃
改造人間のストックも尽き、真人は悠仁に背中を向けて逃げ出しました。
そんな真人を悠仁は殺意がこもった眼で追いかけます。
その光景はまさに「雪原でオオカミ(悠仁)がうさぎ(真人)を狩る」光景のようでした。
知ってたさ
絶体絶命の真人の元に偽夏油が現れます。
悠仁との戦闘で消耗しきった真人は、呪霊操術で偽夏油に吸収されました。
知ってたさ だって俺は
人間から 生まれたんだから
人間への恐れから生まれた呪いである真人は、人間に利用されて取り込まれることを知っていたのかもしれません。
真人の活躍は漫画の何巻?
真人の活躍は主に下記で描かれています。
活躍 | 漫画 | アニメ |
---|---|---|
ビーチで初登場 | 2巻 | 7話 |
七海建人と初戦闘 | 3巻 | 11話 |
吉野順平を裏切る | 4巻 | 12話 |
領域展開「自閉円頓裹」 | 4巻 | 13話 |
メカ丸と戦闘 | 10巻 | – |
虎杖・釘崎と戦闘 | 14巻 | – |
真人の最後 | 15巻 | – |
真人の活躍を漫画でもチェックしてみてください。
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