本記事では、時透無一郎の死亡シーンについて解説しています。
記事の内容
- 時透無一郎の死亡シーンを解説
- 無一郎の死亡についての感想
- 漫画の何巻で読める?
時透無一郎は鬼殺隊の9人の柱の1人・霞柱(かすみばしら)。
登場時は記憶が定着しないキャラでしたが、最年少で柱になった天才少年であり、かわいい容姿と刀鍛冶編での活躍で人気が高いキャラクターです。
その最後は漫画の19巻~21巻に収録されています。
最強の十二鬼月との戦いの中、14歳の少年が最後の力を振り絞って仲間の役に立とうとする姿に多くの人が心を揺さぶられました。
ネタバレを含む内容ですが、3分くらいで読めるのでぜひご覧になってみてください。
もくじ
鬼滅の刃|時透無一郎の死亡シーンを解説

引用:鬼滅の刃19巻©吾峠呼世晴/集英社
無一郎の死亡シーンを画像付きで解説していきます。
結論からお伝えすると、無一郎は十二鬼月・上弦の壱の黒死牟(こくしぼう)との戦いで命を落としました。
黒死牟と遭遇

引用:鬼滅の刃19巻©吾峠呼世晴/集英社
鬼舞辻無惨を倒すため、無一郎は岩柱の悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)と無限城を進んでいました。
ところが無限城の構造が変化し、無一郎と悲鳴嶼行冥は分断されてしまいます。
そこで無一郎は黒死牟と遭遇。

引用:鬼滅の刃19巻©吾峠呼世晴/集英社
- 上弦の壱の迫力に圧倒される
- 黒死牟に無一郎は自分の子孫だと言われる
一度は体が戦闘を拒否するくらいに圧倒され、黒死牟が語った衝撃の事実に取り乱しそうになります。
しかし、無一郎はその精神力で動揺を鎮め、先制攻撃で霞の呼吸・弐の型「八重霞」と伍の型「霞雲の海」を放ちました。
月の呼吸に圧倒される

引用:鬼滅の刃19巻©吾峠呼世晴/集英社
黒死牟を捉えることができなかった無一郎は身体能力を極限まで高める痣(あざ)を発現します。
そして、独自に編み出した霞の呼吸・漆ノ型「朧」を繰り出しました。

引用:鬼滅の刃19巻©吾峠呼世晴/集英社
霞の呼吸・漆ノ型「朧」は刀鍛冶の里で十二鬼月・上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)を葬った技です。

引用:鬼滅の刃19巻©吾峠呼世晴/集英社
黒死牟は漆ノ型「朧」を「実に良き技」と評価し、月の呼吸・壱の型「闇月・宵の宮」で無一郎の左手を斬り落としてしまいます。
無一郎はすぐに着物の帯を締めて止血しながら、霞の呼吸「移流斬り」を放とうとしますが…

引用:鬼滅の刃19巻©吾峠呼世晴/集英社
自らの日輪刀で肩を刺され、そのまま柱に磔(はりつけ)にさせられてしまいました。
不死川玄弥・実弥・悲鳴嶼行冥が加勢

引用:鬼滅の刃19巻©吾峠呼世晴/集英社
ここで無一郎は一時戦線離脱します。
黒死牟は無一郎を鬼にして鬼舞辻無惨に使ってもらうために止血を施しました。
その瞬間、不死川玄弥(しなずがわげんや)が銃で闇討ちをしますが、黒死牟には通用しません。

引用:鬼滅の刃19巻©吾峠呼世晴/集英社
ピンチに陥った玄弥を兄・不死川実弥(しなずがわさねみ)が救い、悲鳴嶼行冥も加勢に入って黒死牟との戦いを繰り広げていきます。
死ぬなら役に立ってから死ね

引用:鬼滅の刃20巻©吾峠呼世晴/集英社
「死ぬなら役に立ってから死ね」
無一郎は何とか肩の刀を抜いて、磔になっていた柱から自由になります。

引用:鬼滅の刃20巻©吾峠呼世晴/集英社
無一郎は黒死牟との戦いを続ける悲鳴嶼行冥・不死川実弥の加勢に入ります。

引用:鬼滅の刃20巻©吾峠呼世晴/集英社
片腕を失って出血も重なっていた無一郎ですが、決死の覚悟で間合いの内側に入り、黒死牟の腹に刀を突き刺しました。
この瞬間、無一郎は相手の内臓や筋肉が透けて見える剣術の境地・透き通る世界に到達しています。
無一郎が死亡した理由

引用:鬼滅の刃20巻©吾峠呼世晴/集英社
無一郎・悲鳴嶼行冥・不死川実弥・玄弥。
4人の共闘で黒死牟を後一歩のところまで追いつめた瞬間。
黒死牟の身体から出現した刃による攻撃で全員が吹き飛ばされました。
この攻撃で無一郎は黒死牟の体に刀を突き刺したまま、上半身と下半身が真っ二つにされて致命傷を負ってしまいます。

引用:鬼滅の刃20巻©吾峠呼世晴/集英社
しかし、鬼舞辻無惨との戦いが残る戦況の中で、悲鳴嶼行冥と不死川実弥を生き残らせるために無一郎は最後の力を振り絞りました。
無一郎が黒死牟に刺さった刀を強く握った瞬間に刀は赫刀へと変化。
黒死牟の体を強張らせ、内臓に灼けつくような激痛を与えました。
そして、胴を両断されても刀から手を放さなかった無一郎ですが、黒死牟に振りほどかれて死亡します。
無一郎の死後

引用:鬼滅の刃20巻©吾峠呼世晴/集英社
黒死牟は首を吹き飛ばされても再生しましたが、無一郎に刺された赫刀の場所から体が崩壊していきました。
黒死牟との戦いが終わった後、悲鳴嶼行冥に目を閉じられた無一郎。
再び目を開けるとそこには双子の兄・有一郎が立っていました。

引用:鬼滅の刃21巻©吾峠呼世晴/集英社
- 「こっちに来るな 戻れ!」
- 「無駄死にだ!」
- 「何のためにお前が生まれたのかわからないじゃないか」
有一郎は涙を流しながら、無一郎にそう言いました。

引用:鬼滅の刃21巻©吾峠呼世晴/集英社
「僕は幸せになるために生まれてきたんだ」
- 家族4人で暮らしていたときも…
- 仲間ができて笑顔になれたときも…
- 幸せだと思う瞬間が数えきれない程あったよ…
「無駄死になんて言わないで」と泣く無一郎に有一郎は「ごめん…」と謝ります。
銀杏の葉が舞い散る中、「無一郎にだけは死なないで欲しかったんだ」という兄の想いと共に無一郎の生涯は幕を閉じました。
無一郎の死亡についての感想

引用:鬼滅の刃21巻©吾峠呼世晴/集英社
無一郎の死亡について、個人的な感想をお話させてください。
無一郎の死は悲しかった
作中で覚醒・成長を果たし、炭治郎との友情も深めていた無一郎の死は悲しかったです。
刀鍛冶編中盤までの無一郎はかわいい容姿とは裏腹に、無機質・合理的でクールな印象を受ける人物でした。
上弦の伍・玉壺との戦いの中で覚醒し、記憶を取り戻した後は仲間想いのキャラクターとなり、一気に人気が上がったキャラです。
口で鬼を挑発する姿も無一郎の魅力だと思います。
柱の中で最年少の人気キャラということもあり、最後まで生き残るだろうと予想していたので無一郎の死は衝撃的でした。
死亡フラグを回避したと思ったのに
死後の世界で双子の兄・有一郎と出会い、「こっちに来るな 戻れ!」と言われたところで死亡フラグを回避したと思いました。
上半身と下半身が真っ二つにされていたため、戦線離脱は確実でしたが生存を期待してしまった瞬間です。
しかし、兄と会話を交わしたまま、無一郎は帰らぬ人となってしまいました。
無一郎と黒死牟との関係性
無一郎の先祖に当たる黒死牟。
鬼になる前は継国巌勝(つぎくによしかつ)という名前で無一郎と同じく双子の兄弟として生まれています。
黒死牟は始まりの呼吸の剣士である弟の継国縁壱(つぎくによりいち)の才能に嫉妬し、大きく人生を狂わせていきました。
鬼にまで身を変えて、最終的には自分の子孫まで手にかけることになります。
血のつながりや双子の兄弟という共通点に無一郎と黒死牟との関係性には因縁を感じざる負えませんでした。
>>鬼滅の刃|継国縁壱とは何者?【最強|無惨・炭治郎との関係も解説】
漫画の何巻で読める?

引用:鬼滅の刃20巻©吾峠呼世晴/集英社
無一郎が死亡するまでの戦いは、漫画の19巻・20巻・21巻で読むことができます。
19巻:黒死牟に圧倒される無一郎
漫画の19巻では無限城を進んでいた無一郎が黒死牟と遭遇。
1対1の戦いで黒死牟に圧倒されるシーンが描かれています。
戦闘に入る前に無一郎と黒死牟との血のつながりについても語られました。
20巻:仲間を守るために復活する無一郎
20巻では戦線離脱した無一郎が仲間を守るために復活します。
最期の力を振り絞って黒死牟を追いつめるまでを描いたクライマックス。
左腕を斬り落とされ、出血でもう時間が残されていない無一郎の奮闘が大きな見どころです。
21巻:亡き兄との再会
21巻では命を落とした無一郎が死後の世界で双子の兄・有一郎と再会します。
死んで欲しくない有一郎と自分が感じた幸せを語る無一郎の会話は必見です。
19巻からの黒死牟との激闘の流れが結ばれる巻となっています。
まとめ:無一郎の死亡理由は黒死牟との戦い
時透無一郎の死亡シーンを解説しました。
- 無一郎の死亡理由は黒死牟に上半身と下半身を真っ二つにされたこと
- 無一郎は透き通る世界・赫刀で黒死牟戦に貢献
- 無一郎は死後の世界で兄・有一郎と再会
無一郎の最期の活躍は漫画の19巻~21巻で読むことができます。
名シーンの数々に感動すること間違いなし!ぜひご覧になってみてください!