本記事では、鬼滅の刃の遊郭編(ゆうかくへん)について解説しています。
記事の内容
- 遊郭編は漫画の何巻で読める?
- 遊郭編のあらすじ
- 遊郭編の見どころ
- 遊郭編に登場する鬼の名前
- 遊郭編の最後・結末
遊郭編では炭治郎・禰豆子の覚醒に加え、音柱・宇髄天元(うずいてんげん)と十二鬼月・上弦の鬼との戦いを見ることができます。
熱いバトルだけでなく、面白いシーンや泣けるお話も満載で人気が高いエピソードです。
映画公開された無限列車編からの続きなので、気になる人はチェックしてみてください。
もくじ
鬼滅の刃|遊郭編は漫画の何巻で読める?

引用:鬼滅の刃9巻©吾峠呼世晴/集英社
遊郭編は漫画単行本の8巻・9巻・10巻・11巻で読むことができます。
70話~97話までの28話構成で、鬼滅の刃でも大ボリュームの長い章として描かれました。
8巻に収録されている遊郭編はたった1話だけですが、銅貨を投げて物事を決めていたカナヲが初めて自分の意志で行動を決めます。
カナヲが好きなら一見の価値があるエピソードです。
遊郭編のアニメ・映画化は?
遊郭編はおそらくアニメの第二期で放送されることが予想されます。
もしかしたら、無限列車編のように映画化されるかもしれませんが…。
2021年が始まった現在でいずれもアニメ化・映画化の正式な発表はなく、映像化されるのは少し先になりそうです。
今すぐ遊郭編を見たいなら、漫画の単行本や電子書籍で読むのが良いと思います。
鬼滅の刃|遊郭編のあらすじまとめ

引用:鬼滅の刃9巻©吾峠呼世晴/集英社
遊郭編のあらすじを解説します。
炭治郎・善逸・伊之助は音柱・宇髄天元と共に遊郭に潜入し、十二鬼月の上弦の鬼と死闘を繰り広げます。
吉原遊郭に潜入

引用:鬼滅の刃9巻©吾峠呼世晴/集英社
蝶屋敷に現れた音柱の宇髄天元が、任務の役に立てようとアオイと3人娘の1人・なほを連れ去ろうとします。
人さらいだと思ったカナヲと炭治郎たちは天元を引き止めようとし、代わりに炭治郎・善逸・伊之助が天元と行動を共にすることになります。
吉原遊郭で鬼の調査をしていた天元の3人の嫁。
連絡が途絶えた彼女たちを探すため、炭治郎たちは天元の指示に従って遊郭に潜入します。
花魁に化けていた上弦の陸(ろく)・堕姫(だき)

引用:鬼滅の刃9巻©吾峠呼世晴/集英社
遊郭では上弦の陸の堕姫が「蕨姫(わらびひめ)」という花魁(おいらん)に化けて人間を食べていました。
偶然、堕姫が潜む「京極屋(きょうごくや)」に潜入した善逸も堕姫に拘束されてしまいます。
そして、潜入していた「ときと屋」の「鯉夏花魁(こいなつおいらん)」が堕姫に襲われている場面に炭治郎が遭遇。
上弦の陸の堕姫を前に刀が刃こぼれしたことから、炭治郎は水の呼吸が自分の適性に合わないことを痛感します。
引用:鬼滅の刃9巻©吾峠呼世晴/集英社
そして、亡き煉獄さんの言葉に後押しされ、消耗が激しいヒノカミ神楽で堕姫と互角の戦いを繰り広げていきます。
伊之助と天元が嫁を救出

引用:鬼滅の刃9巻©吾峠呼世晴/集英社
「荻本屋(おぎもとや)」に潜入していた伊之助は、鬼の痕跡を追いかけて堕姫が人間を保管している地下の穴に突入。
堕姫の血気術で帯の中に捕まっていた善逸と天元の嫁の「まきを」・「須磨(すま)」を救出しました。
そこにもう1人の嫁・雛鶴(ひなづる)を助け出していた天元も登場します。
全員で堕姫と戦う炭治郎の元へ向かうのでした。
そして、強力な十二鬼月の上弦の陸"たち"と本格的な死闘を繰り広げていくことになります…。
鬼滅の刃|遊郭編の見どころ

引用:鬼滅の刃9巻©吾峠呼世晴/集英社
遊郭編の見どころとを解説します。
女装した炭治郎・善逸・伊之助

引用:鬼滅の刃9巻©吾峠呼世晴/集英社
吉原遊郭に潜入する炭治郎たちが天元に女装させられるシーンが面白いです。
炭子(すみこ)・善子(ぜんこ)・猪子(いのこ)として、それぞれが忍び込んだ遊郭での活躍は必見です。
- 素直で働き者の炭子
- 音感を活かして三味線を弾く善子
- 素顔が美形な猪子
特に不細工として扱われる善逸が自分を捨てた男前(天元)を見返すため、吉原一の花魁になることを誓うシーンは笑えます。
宇髄天元の活躍

引用:鬼滅の刃10巻©吾峠呼世晴/集英社
遊郭編では音柱の宇髄天元が活躍します。
本人の意志は尊重されず、忍として過酷な訓練と無機質な価値観を植え付けられた天元。
- 命を賭けることは当然
- すべてのことはできて当然
- 矛盾や葛藤を抱える者は愚かな弱者
そんな価値観と葛藤する中、お館様との出会いに感謝し、人の命を守るために前を向いて戦う生き様に胸を打たれます。
炭治郎たちを優秀な継子(後継者)と認めてまとめ上げ、独自の戦闘計算式「譜面(ふめん)」を完成。
優秀な司令官として、上弦の陸たちとの戦いを勝利に導く展開は盛り上がります。
禰豆子(ねずこ)が鬼として覚醒

引用:鬼滅の刃10巻©吾峠呼世晴/集英社
炭治郎が堕姫との戦いでピンチに陥ったとき、禰豆子が箱の中から出てきます。
炭治郎が傷つけられたことに激しく怒った禰豆子は、身体が大きくなり、口元の竹も引きちぎりました。
- 上弦の鬼に匹敵する再生速度
- 額には1本の角が生える
- 身体中にツタのような模様
鬼として覚醒した禰豆子の圧倒的な力と炭治郎への悲痛な心の叫び。
天元からアドバイスを受けながらも、炭治郎が兄弟愛で禰豆子の心と姿を元に戻すシーンは必見です。
鬼滅の刃|遊郭編に登場する鬼の名前

引用:鬼滅の刃10巻©吾峠呼世晴/集英社
遊郭編には十二鬼月・上弦の陸の堕姫と妓夫太郎(ぎゅうたろう)が登場します。
妓夫太郎と堕姫は兄妹の鬼で2身1体のような存在です。
両方の首を落とさないと倒せない特性で炭治郎たちを苦しめました。
堕姫(だき)

引用:鬼滅の刃9巻©吾峠呼世晴/集英社
美しい容姿を持つ堕姫は、花魁として遊郭「京極屋」に潜んで人間を食べ続けていました。
帯を操る血気術で下記のことが可能です。
- 帯は伸縮自在で刀のような鋭さ
- 自分の首を帯のように柔らかくできる
- 帯の中に人を保管できる
鬼になってからは様々な遊郭を渡り歩き、これまで7人の柱を葬っています。
鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)から禰豆子の始末も依頼されていました。

引用:鬼滅の刃10巻©吾峠呼世晴/集英社
その性格は傲慢で残忍ですが、妹気質でかわいい一面も持っていたりします。
堕姫については、「鬼滅の刃|堕姫(だき)を解説【妓夫太郎(ぎゅうたろう)と過去】」で詳しく解説しています。
妓夫太郎(ぎゅうたろう)

引用:鬼滅の刃10巻©吾峠呼世晴/集英社
堕姫の兄・妓夫太郎はやせ細って染みだらけの容姿をした鬼です。
この容姿のせいで人間時代に苦しい人生を歩んだことから、恵まれた人間を妬む歪んだ性格をしています。

引用:鬼滅の刃10巻©吾峠呼世晴/集英社
血気術の血鎌には猛毒が含まれ、その斬撃を相手に当たるまで操ることができます。
その強さは堕姫以上。
堕姫の額に自分の目を出現させることで情報収集を行い、その動きを操作して巧みなコンビネーションを仕掛けきます。
歪んだ性格を持つ残忍な鬼ですが、妹の堕姫との絆は本物で炭治郎・禰豆子にも負けない兄妹愛があります。
鬼滅の刃|遊郭編の最後・結末

引用:鬼滅の刃11巻©吾峠呼世晴/集英社
遊郭編の最後・結末について、軽くネタバレ解説します。
遊郭編の最後

引用:鬼滅の刃11巻©吾峠呼世晴/集英社
炭治郎たちは下記の理由で妓夫太郎と堕姫に苦戦を強いられていました。
- 妓夫太郎と堕姫の首を両方斬らないと倒せない
- 妓夫太郎が堕姫を操りながら的確に戦闘を進めた
- 妓夫太郎の血鎌の毒
そんな中、天元は戦闘計算式「譜面」の分析を完了します。
大きなダメージを負っていた天元ですが、炭治郎が妓夫太郎の首を斬るためのチャンスを作りました。
炭治郎が渾身を超える一撃を放つことを覚悟したとき、炭治郎の額の痣が濃くなり、妓夫太郎の首に刀を食い込ませます。
一方、善逸は雷の呼吸「霹靂一閃・神速」で堕姫の首に刀を当てるも、帯のように柔らかい首を斬ることができません。
そこに伊之助が二本の刀で善逸の刀とは逆方向に斬り込みます。
炭治郎・善逸・伊之助が叫び声を上げた瞬間、妓夫太郎と堕姫の首が同時に斬り落とされました。
遊郭編の結末

引用:鬼滅の刃11巻©吾峠呼世晴/集英社
妓夫太郎の猛毒で瀕死に陥っていた天元と伊之助。
禰豆子が2人の身体に手を触れると、炎と共に体内の毒が消え去り、毒でただれた皮膚も治りました。
首だけになってもお互いを罵りあっていた妓夫太郎と堕姫は真っ暗な暗闇の中で目を覚まします。
「俺にもう付いてくんじゃねぇ」と堕姫とは別の方向に進む妓夫太郎の背中に堕姫が飛びつきます。

引用:鬼滅の刃11巻©吾峠呼世晴/集英社
「ずっと一緒にいるんだもん 約束したの覚えてないの!?」
堕姫の言葉に妓夫太郎は「ずっと一緒だ」という約束を思い出しました。
妓夫太郎は堕姫を背負いながら、一緒に闇の中へと歩んでいきます。
鬼滅の刃|遊郭編の次は刀鍛冶編
鬼滅の刃でも人気が高い遊郭編を解説しました。
遊郭編の次は「刀鍛冶編」になります。
刀鍛冶編では、霞柱・時透無一郎(ときとうむいちろう)と恋柱・甘露寺蜜璃(かんろじみつり)が活躍。
どちらも魅力的なキャラクターで十二鬼月・上弦との熱いバトルもある刀鍛冶編も非常に人気になっています。
ぜひ遊郭編と合わせて漫画でご覧になってみてください。